まずは ”基本” を意識してみる。FSPJ認定サロン・料理家 富岡清美さんに聞く、はじめてのテーブルコーディネート。
だれにでもできる、豊かなテーブル空間づくり、考え方、テクニックを、様々な視点を持った空間づくりのプロたちにお伺いしました。今回はレシピ開発や料理系コラム執筆、そしてサロン運営もされている料理家・食空間プランナーの富岡清美さんに、テーブルコーディネート初心者に向けたアドバイスをお聞きしました。
ー富岡さんは日頃どのようにテーブルコーディネートを取り入れているのでしょうか?ー
富岡さん 日頃は料理家としてレシピ開発、レシピ提供、コラム執筆などを中心に活動しております。家で簡単に作れるヘルシーなイタリア料理を中心に、食べて美しく健康になる料理を提案しています。合わせて、お料理がおいしく見える、そして料理をつくる人もそれを食べる人も幸せになるようなテーブルコーディネートのご提案もしています。個人的には自然な素材を多く取り入れた、ナチュラルモダンなスタイルが好みです。
ー”難しさもあるけど楽しい!”テーブルリネンとコーディネートー
富岡さん カラーや素材感を少し変えるだけで、テーブルを取り巻く空間の雰囲気がガラリと変わるなど、食空間の演出に大切なのがテーブルリネンです。リネンに合わせてお皿やカトラリー、テーブルを演出する小物類を選ぶ過程は難しくもありますが、それがまた楽しいところです。
ー「基本」を抑えて。テーブルコーディネートは”シーン”の設定が大切ー
富岡さん who(誰が)、with whom(誰と)、why(何のために)、where(どこで)、when(いつ)、what(何を)、how(どのように)と、シーンの設定をまず考えます。
その上で、どんな食空間にしたいかを考える。例えばカジュアル、ゴージャス、モダン、ナチュラルなど、作りたいイメージを考えます。他にも、季節の行事に関する食空間を作る場合は、その行事ごとに「色」や「食」があるので、それに関連つけたカラーやアイテムを選ぶことも意識してみてください。
最初はそういった「基本」をしっかりと意識した上で、そこに少しずつ自分の好きなものを取り入れて遊びを増やしていく。そうすることで自分らしいテーブルコーディネートのスタイルができてくると思います。
ー何枚あっても活躍するランチョンマットー
富岡さん レシピ開発もしているのでお料理がメインになるパーソナルスペースのコーディネートを組んで写真を撮ることが多いです。ランチョンマットやナプキンなどは置くだけでお料理が引き立つので、使用頻度はかなり高いです。わたしもランチョンマットは日頃から常に新しいものを探しますし、何枚あっても良いアイテムです。eterbleのランチョンマットはどでも色がすてきで使いやすそうに感じます。
ーリサイクル生地とは思えないeterbleのテーブルクロスー
富岡さん 個人的にはアナレーナのテーブルクロスがすてきだなと思いました。縁で切り返しになっているラインが上品に感じます。それだけでも空間が引き立ちますね。あとはなんといってもリサイクル生地とは思えない上質な素材感、そして存在感です。生地がしっかりしているのでしわになりにくく、手入れも簡単そうに感じます。しっかり光沢もあり、特別な日に使いたいリネンですね。
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プロフィール:
富岡清美
食空間プロジェクト (株) FSPJ認定サロン、食空間プランナー。
「簡単・美味しい・おしゃれ」なイタリア料理&テーブルコーディネートをお伝えするサロン「しあわせイタリアン」主宰。料理を作る自分も、それを食べる家族や友人たちも、みんなが幸せになるイタリア料理&テーブルコーディネートを提案、自宅でも簡単に再現できるテーブルレッスンも教える。レシピ開発、レシピ提供、料理関連のコラム執筆など多岐に渡り活動する。
Instagram | @kiyomitomioka