だれにでもできる、豊かなテーブル空間づくり、考え方、テクニックを、様々な視点を持った空間づくりのプロたちにお伺いしました。今回は、インテリア・建築経験をバックグラウンドに持つインテリア＆食空間プランナー田中宏美さんにお話しをお聞きしました。

ーインテリア・建築での経験も元に、テーブルコーディネート講師をされる田中さんー

田中さん　FSPJテーブルコーディネートスクールにてon-lineでのテーブルコーディネートやパーススケッチの講師をしています。インテリアや建築に携わった経験から、空間がより魅力的に見えるコーディネートを得意とする他、「建築探訪」などのコラム執筆もしております。

ー”テーブルリネンは幸せな時間をつくりだす魔法のアイテム”
田中さんから見た、テーブルリネンとコーディネートの楽しさー

田中さん　季節やシーンに合わせてテーブルリネンを変えると、同じテーブルが何通りにも変化します。テーブルリネンはテーブルの “舞台” を作るといってもいいでしょう。舞台ができたら自然にお花や器を合わせたくなるのが不思議です。テーブルリネンは幸せな時間をつくりだす魔法アイテムですね。

ーインテリア視点で考える、はじめてのテーブルリネン選び。どんなことを意識したら良いでしょうか？ー

田中さん　最初はテーブルマットやテーブルランナーなど部分的に使用するものがトライしやすいと思います。ただし、テーブルランナーはテーブルクロスと同様に、まずテーブルのサイズを測り、それに合うものを選んでください。また色合いはニュートラルなタイプで、個性を出したい場合は「エリザベット」「アナレーナ」「アズレージョ」など縁やセンターにアクセントがあるものも良いと思います。

.

.

ーさりげないディテールで魅せる。田中さんが考えるエリザベットの魅力ー

わたし個人的には、裾の部分などに少し飾り気のあるものが好きです。
ファッションなどでもそうですが、無地の黒色の服でも、タックやプリーツだったりちょっとしたディテールが入っていると目を引きます。

そういった意味では、裾に3段タックの入った「エリザベット」のテーブルクロスはすてきだなと思いました。テーブルトップは割とシンプルだけど、裾にディテールを持ってきてそこで魅せるというのがとてもうつくしいですし、「ここにこんなのがあったんだね」という良い意味で “心憎い” 演出のようにも感じます。

ー自然な色から発想された配色が、どんなインテリアにもマッチするー

eterbleのアイテムは、色がとてもすてきだと思いました。
空の青や、小麦のような色だったり、豊かな自然から発想されたような色が多いなという印象があります。人の気持ちがなごむ配色ですね。それと質感も、手触りに上質感がありナチュラルにインテリアに馴染むので、どんなシーンでも使えるなという気がしました。テーブルだけではなく、インテリアにも合うクロスなので使うだけで空間全体が格上げされると思います。

.
.

プロフィール：

田中宏美
FSPJ認定講師・コーディネーター。FSPJテーブルコーディネートスクール on-line校講師。インテリアコーディネーター／家具デザイン専門、パース講座講師、建築探訪など配信。

Instagram｜@hiromi_la_chaise