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色・柄を変えるだけでドラマティックなほどに変化。和モダンスタイルを得意とする食空間プロデューサー/器スタイリストの伊藤裕美子さんに聞く、テーブルコーディネートの楽しみ方。

だれにでもできる、豊かなテーブル空間づくり、考え方、テクニックを、様々な視点を持った空間づくりのプロたちにお伺いしました。今回は「和のモノ・コト」をモダンに提案するのを得意とする、食空間プロデューサー/器スタイリストの伊藤裕美子さんにお話しをお伺いしました。


ー伊藤さんの日頃の活動を教えてくださいー


伊藤さん
 FSPJテーブルコーディネートスクールの講師として、趣味の方~プロになりたい方まで、幅広い方へテーブルコーディネートのレッスンをしています。

また、「古き良き和のモノ・和のコトを現代らしく楽しむ」を活動テーマに、日本の伝統的な食やテーブルウェアの魅力を伝えるディスプレイ展示やスタイリング撮影にも携わっており、和にトレンドを取り入れたスタイルを提案しています。

元々、両親が和食器を取り扱う仕事をしていたので、幼少期から和食器に囲まれて育ってきました。ある意味自分にとっては「あたりまえな存在」の和食器の魅力を、テーブルコーディネートの提案などを通してみなさんに発見してもらえるのは、わたしにとっては逆に新鮮にも感じて楽しいことのひとつです。

和のモノ、和のコトをモダンに提案するのを得意とする、伊藤さんのテーブルコーディネート。


ーテーブルリネンとコーディネートの楽しさはどのようなところでしょうか?ー

伊藤さん 食卓におけるテーブルクロスは、視界に入る面積が大きいため、色や柄を変えるだけでドラマティックなほど食卓の印象が変わります。テーブルクロスを使わない方でも、テーブルランナーやランチョンマット、ナプキンが加われば、いつもの料理、いつもの食卓でも、一気に特別なおもてなし感を演出できるのがコーディネートの楽しいところ。

私は料理が得意ではないのですが、そんな方にも、色や柄を取り入れたテーブルコーディネートを通じて「おもてなしの楽しさ」を感じていただけると思います。


ーeterbleの魅力についてー

伊藤さん サステナブルを掲げながらも、上質で遊びゴコロのあるデザインや色使いに心くすぐられます。

私が最も気になっているのが、エターブルパッチワーク マルチクロスです。デザインのかわいらしさもですが、はぎれを繋ぎ合わせて最後まで無駄にしない、というコンセプトの部分にも惹かれました。はぎれを使うので、よくみるとそれぞれ柄が違って全て「唯一無二」というところも、わたし自身もそういった物が好きなので魅力的なポイントのひとつです。

サイズ感も、一般的なフルクロスよりすこし小さめだと思うので日本家庭のテーブルでも合わせやすいと思います。あとはとても軽い!というのも良いところですね。素材が軽いのでお洗濯の際でも乾きやすいと思いますし、手入れが楽かと。ベーシックなテーブルウェアは持っていて、次はどんなものを合わせよう、と思っている方には使い勝手が良いように感じます。

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eterble patchwork Multi cloth/エターブルパッチワーク マルチクロス ¥22,000 (tax incl.)

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アウトドアでの敷物としても使用できるマルチクロス。


伊藤さん
 2年前から趣味でテーブル茶道を習っているのですが、公園で気軽に楽しむ野点風の抹茶会にぴったりで、使ってみたいと思っていました。室内でテーブルにかけるだけでなく、ピクニックやキャンプなどアウトドアがお好きな方にもおすすめです。

野外では、意外と派手な色、柄のほうがコーディネート映えします。外出先でこのクロスがサッと出てくると、それだけでおしゃれ上級者の印象を持たれること間違いなしです!

野点風の抹茶会の様子

 

ーはじめてのテーブルリネン選び、ポイントがあれば教えてくださいー

伊藤さん まずは大きな面積のものを一つ加えてみるのが良いと思います。
テーブルクロスとなるとハードルが高いと思われる方も多いため、私のお勧めはテーブルランナーやランチョンマットを取り入れること。

柔らかい色合いが好きな方はライトグレーやベージュ、ダークな色合いが好きな方はダークグレーやネイビーの色を選ぶと使いやすいと思いますよ。そこに季節のお花を飾ったり、シンプルな白や黒の食器を置くだけでも印象がガラリと変わります。

ーいつもとは少しちがった「ハレの日」のテーブルコーディネートにチャレンジしてみたい!ー

伊藤さん ハレの日には、行事に関連する色を取り入れていただくことをおすすめしています。

例えば、お正月なら赤や金のアイテムが増えると一気に華やぎますし、成人式や七五三などであれば、着用する着物の色とリンクした色をテーブルに取り入れるのも素敵です。お手持ちの食器やテーブルリネンで色を表現するのが難しければ、紙ナプキンやメッセージカード、手作りの箸袋など、小物で行事の色を取り入れてみてください。

 

ーセンスには磨き方がある。気になる方はぜひFSPJコーディネートスクールをご覧くださいー

伊藤さん 「テーブルコーディネート=生まれ持ったセンス」と思われがちですが、センスには磨き方があります。テーブルコーディネートが好き、やってみたい、そんな気持ちをお持ちの方はぜひご一緒しましょう。

<FSPJテーブルコーディネートスクール>
詳しくはこちら。

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プロフィール:

伊藤 裕美子
FSPJ認定講師・コーディネーター。FSPJテーブルコーディネートスクール銀座校講師。フラワー x 器のスタイリング撮影も担う。企業のパーティー・展示ディスプレイなど担当。法人・商業施設向けの食空間コーディネート、パーティーや撮影スタイリングなど行う at Mellia 主宰。

Instagram|@yumiko_i
at Mellia|公式サイト