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テーブルリネンは、コーディネートの印象を操る大きな鍵。食空間デコレーター杉崎裕美さんに聞く、テーブルリネンとコーディネートの楽しさ。

だれにでもできる、豊かなテーブル空間づくり、考え方、テクニックを、様々な視点を持った空間づくりのプロたちにお話をきくインタビューシリーズ。今回は自宅、外部商業施設でのテーブルコーディネート及びフィンガーフードレッスンの講師として活躍する、食空間デコレーターの杉崎裕美さんにお話しをお伺いしました。

ー杉崎さんに聞く、テーブルリネンの選び方ー

杉崎さん 私がテーブルリネンを選ぶときのポイントは、色、柄、質感、触り心地です。テーブルリネンは、面積比重が大きいので、コーディネートの印象を操る大きな鍵です。同じ器でもテーブルリネンによって格を高くしたり、柔らかなニュアンスを出したり、今の流行を取り入れたりするのに大切なアイテムです。


ー色や質感、コーディネートの視点からみたeterbleの魅力ー

杉崎さん ”大人女子” が惹かれる品の良いアースカラーが豊富に揃っているのが魅力です。

さらにリネンの質感が良いので、コーディネートの格と品が一気にあがり、写真からも良さがヒシヒシと伝わってきます。私は今まで、数々のリネンを選びテーブルコーディネートを作ってきたのですが、eterbleのリネンは生地の厚み、ハリ感もありながらもドレープが出しやすく、キレイなニュアンスに仕上げることができます。また品がよくハイカジュアルに見えるので、お花や食器、料理との調和がとれるので理想のリネンです。

杉崎さん あとは縫製にもこだわりを感じます。
eterbleの商品は、ウェディングドレスを作る職人さんが縫製しているというので、裏を見るとその仕事の見事さにウットリします。エリザベットシリーズの3段タックの裏側、四隅の縫製処理は本当に素晴らしい!と感動しました。

「エリザベット」シリーズは3段タックが特徴。

 

杉崎さん もう一つお伝えしたいのがリトアニアリネンの麻のクロスです。リネンは”リトアニア産が秀逸” と以前に学んだことがあります。リトアニアで作られた高品質な「リトアニアリネン」は、世界最高の安全基準 “エコテックス® スタンダード100認証” とされるほどに良い生地とされています。近年リネン素材はサステナブルな視点からも、世界的にその価値がみなおされている天然素材なのです。eterbleではそのリトアニアリネンを選び、さらには日本クオリティで縫製されているというので、ぜひ実物を手に取って見て頂きたいですね。

eterbleのアイテムの中だと、個人的には大判の風呂敷「シントラ」と「エリザベットシリーズのテーブルランナー」が大好きです。

Sintra/シントラ ¥11,000 (tax incl.)

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大判な風呂敷包み Sintra(シントラ)。広げるとそのままテーブルクロスに。

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Elisabeth lithuania linen Table runner/エリザベット リトアニアリネン テーブルランナー ¥22,000 (tax incl.)


ー自宅用にはじめてのテーブルリネン選び。どんなことを意識したら良いでしょうか?ー

杉崎さん まずは色々なシーンを思い浮かべてみてください。
例えば、人が集うホームパーティーであれば集う目的を明確にし、開催する時間(昼や夜)や、集う人の特徴へとイメージを広げていきます。そうするとお料理やドリンクの内容、テーブルコーディネートの色やスタイルを考えやすくなります。

普段使いについても、ご自宅の食卓(朝、昼、夜)のどのようなシーンで使いたいのか。どのような食器、料理を並べるのかをイメージするとよいでしょう。シーンが思い浮かばない場合は、好きな色のリネンから選び、お皿と組み合わせてみるところから始めてもよいと思います。


ー「
特別な日のテーブル」で、だれでもできる簡単テクニック!ー

杉崎さん “ナプキンリング” は、個別にナプキンをまとめておけるアイテムなのですが、特別なシーンなど、卓上の装いに華やかさをプラスしたいときに効果的です。ナプキンリングは様々なデザインがあり、選び方次第で印象がぐっと変わります。アレンジの際は、ナプキンに季節の枝物などを挿してみるとアクセントになり、季節感も出るのでおススメです。


プロフィール:

杉崎裕美
FSPJ認定講師・コーディネーター、食空間デコレーター。自宅及び、外部商業施設でのテーブルコーディネート及びフィンガーフードレッスンの講師、食育インストラクター、玄米食プランナー、テーブルウェアフェスティバル2018年入選等、多岐に渡り活躍中。

Instagram|@sugiponkumamoto