想像力を掻き立てるテーブルリネンの世界。 食空間プロデューサー 大谷和美さんに聞く、テーブルリネンの楽しみ方。
だれにでもできる、豊かなテーブル空間づくり、考え方、テクニックを、様々な視点を持った空間づくりのプロたちにお伺いしました。今回は、食空間プロジェクト(株)のディレクターで、FSPJテーブルコーディネートスクールのマネージャーと講師コーディネーターの育成も担う、食空間プロデューサーの大谷和美さんにお話しをお伺いしました。
ー大谷さんに聞く、テーブルリネンの楽しみ方ー
大谷さん テーブルコーディネートの表現、そしてデザインに最も影響してくるのがテーブルリネンだと思います。リネンの質感、柄、細部のデザインによって世界観が変わってくるからです。「自分のイメージする世界観のリネン」との出会いは、コーディネートをする前から想像力を掻き立てる楽しみに繋がります。
普段、自分でテーブルリネンを買う時は百貨店さんへ探しに行くこともあれば、最近はライフスタイル雑貨が揃ったセレクトショップなどに訪れます。”ちょっと変わったものが欲しいな” という時は、生地の問屋街へも足を延ばします。必ずしもテーブルクロス用に加工された生地ではないですが、コーディネートにマッチングする柄や色の生地などとの出会いがあると嬉しくなります。
ーすこし目を引くキャッチさをプラスしてー
大谷さん eterbleの、2色〜3色で切り返しになっているテーブルランナーがとても素敵だと思いました。
テーブルって、ちょっと変化をいれたり、すこし目をひくキャッチさがあると、とても素敵に見えるんです。このようなデザイン性のあるランナーで、尚且つカラー展開されているのは他にない目新しさを感じました。
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ーご自宅でもできる簡単「ハレ」の日のコーディネートテクニックー
大谷さん テーブルに対する布の分量を増やしてみるのがおすすめです。
日常ではランチョンマットでお食事しているけれど、それをテーブルランナーにしてみる。ランナーを日常使いしている方は、テーブルクロスにしてみる、など。布の分量を増やすことで非日常感や日常+αの演出ができます。もちろん上質な色や柄、質感のものを選べば、「ハレ」の日にふさわしい印象をアップすることができます。
ーコーディネートの視点からみたeterbleの魅力ー
大谷さん はじめてeterbleのクロスに触れたのは、テーブルコーディネート好きな方が集まるイベントでAzulejo(アズレージョ)を使用させていただいた時でした。正直、最初はおどろきました。廃棄クロスをリサイクルしたものとは思えない質感でした。触った時のハリ感もしっかりとしていて、扱いやすさもありました。
どんな生活にもなじむ色、上質な質感は、華美なものにはない魅力を感じます。
そっと優しく日々の暮らしを支えてくれるような安定感があり、存在感を感じながらも無駄な主張をせず、どんなコーディネート・シーンでも格上げしてくれること。また、地球環境に配慮したサスティナブルなコンセプトを知ることで使う人の自己肯定感も上げてくれることがさらなる魅力や可能性にも感じています。
ー2024年に向けてー
大谷さん 私が講師を務めるテーブルコーディネートスクールでは、「自宅で素敵に器やリネンをコーディネートしてみたい」という方から、きちんと学んで「資格を取りたい」という方まで、テーブルコーディネートを実践的に学べる環境をご用意しております。ただ今、2024年度春から学びたいという方のご相談を承っておりますので、気になる方はぜひお気軽にご相談ください。
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食空間プロジェクト公式サイト
プロフィール:
大谷 和美
食空間プロジェクト(株)のディレクター兼FSPJテーブルコーディネートスクールマネージャーとして、スクール運営全般、講師コーディネータの育成〜活用、コーディネート監修まで幅広く携わる。FSPJトップ講師として、現在全国そして海外で活躍するFSPJ認定サロンや講師育成・資格取得講座において、多くの活躍する卒業生を輩出している。その他、大手企業や専門学校・行政等のカルチャー講師・個人経営者等とのイベント企画実行や外部講師も務め、食空間カラーの専門においても生徒の実践力向上を担っている。また、インクアートアーティストとしても活動している。
Instagram|@wami7iroshells