イベントレポート|伝統文化とサステナブル、未来に繋ぎたいモノをテーマにしたテーブルコーディネートレッスン
2025年4月9日から2週間に渡って日本橋髙島屋にて開催された、器やテーブルウェアのポップアップ「TSUNAGU 響心ーKyoshinー 古から今、今から未来に繋ぎたいモノ」。
今回はポップアップの合間に開催されたTSUNAGUの特別セミナー&テーブルコーディネートレッスンの模様をお届けします。
eterbleと佐藤由美子さんの出会いから、コラボに至るまで
先日発表した伝統文化とサステナブルを繋ぐ人・佐藤由美子さんとeterbleのコラボレーション。eterbleは佐藤さんがライフワークとする日本文化や伝統工芸品を未来に繋ぐ「TSUNAGU」の活動に共感し、現代の課題である伝統工芸品の持続可能性(作り手不足や技術継承問題等)と地球環境の持続可能性(資源不足・大気汚染問題等)について世の中に気づきを与えるようなものづくりや活動を試みていくことになりました。
そのお披露目の場になったのが、日本橋髙島屋本館2階 ギャラリー ル シック(ライフスタイルデザインショップ)にて開催された、器やテーブルウェアのポップアップ「TSUNAGU 響心ーKyoshinー 古から今、今から未来に繋ぎたいモノ」です。
このポップアップでは、佐藤さんに監修いただいたeterbleの新アイテム「デジー(マルチクロス)」が登場しました。「未来に継承したいモノ」として伝統工芸品と共に、eterbleのアイテムをコーディネートして店頭でご紹介いただきました。
ものづくりの想いを知り、継承するために何ができるかを考える
そして、ポップアップの期間中に開催されたのが、eterbleと佐藤さんのTSUNAGU特別セミナー&テーブルコーディネートレッスンです。
前半はサステナブル・テーブルウェア『eterble』について、ディレクター葉山からブランドの成り立ち、これまでのコレクションのコンセプトをご説明させていただきました。
また、リサイクルポリエステル生地『eterbleファブリック』の製造工程ムービーもご覧いただき、eterbleのものづくりの工程やその想いをお伝えしました。
そしてeterbleの最新の取り組みである佐藤さんとのコラボレーションについて、葉山と佐藤さんのトークセッションがスタート。佐藤さんからは、監修した新作アイテムについて、制作過程でこだわったポイントなどをお話いただきました。
またスペシャルゲストとして、同じ「TSUNAGU」の取り組みに賛同し、佐藤さんとコラボレーションをされている漆塗り作家の冨樫孝男さんもご参加いただきました。
伝統工芸の中でも「水を使わない漆は究極のサステナブルである」というお話しがあり、参加者の皆様もとても興味深く耳を傾けていらっしゃいました。
未来につなぎたいモノを使って愛でる。 器遊び・テーブルコーディネートを指南
セミナー後半は、参加者ご自身で取り組んでいただく「器遊び・テーブルコーディネート体験」へ。デモンストレーションとして、佐藤さんを中心に葉山がサポートに入り、実際にテーブルコーディネートを2パターン組んでいき、皆様にテクニックをシェアしました。
そして、佐藤さんのコーディネートを参考にしながら、eterbleの新作アイテムや富樫さんの漆の器を用いて、皆さん思い思いのコーディネートを組んでいきました。
参加者の皆様は、計2回コーディネートを組んでいただきました。参加者同士で相談しあったり、佐藤さんにアドバイスをいただいたりしながら、和気あいあいとした雰囲気でイベントが終了しました。
その後、セミナルームから店頭へ移動して、髙島屋2階の展示コーディネートを参加者の皆様と見学。佐藤さんや葉山のアドバイスを受けながら、ご自宅のインテリアとマッチするアイテムをお買い求め下さる方もいらっしゃいました。
お忙しい中、イベントにご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
左からeterbleクリエイティブディレクターの葉山、佐藤さん、冨樫さん