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中西まゆみさん|eterble
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ノリタケ
特別展示【テーブルコーディネートEXPOインタビュー】

テーブルコーディネートに携わるヒト・モノ・コトにフォーカスを当てた、業界初のイベントとして話題を呼んだ『テーブルコーディネートEXPO』
(イベント全体のレポートはこちらをご覧ください)

なかでも国内有数のテーブルウェアブランドとプロのテーブルコーディネーターによる展示は、多くの人の関心を集めました。

eterbleもこのイベント及び各展示に商品協力をいたしました。ブランドの垣根を超えたテーブルコーディネート展示について、企画・制作を手掛けられたプロのテーブルコーディネーターの皆さんにお話を伺っていきます。

今回は、食空間コーディネーターの中西まゆみさんに「ノリタケ」と「eterble」のテーブルコーディネート展示制作の舞台裏についてお聞きしました。

ー はじめに、中西さんは日頃どんな活動をされていますか。

中西さん ご家庭でこそテーブルコーディネートを楽しんでいただきたいと考え、ちょっと上質な要素を取り入れた日常に溶け込むコーディネート技法やアイデアを、一般の方向けにレッスンすることに力を入れています。

ー テーブルコーディネートEXPOでは、「ノリタケ」と「eterble」のコラボレーション展示のテーブルコーディネートを作成いただきました。コンセプト、工夫した点について教えてください。

中西さん EXPO全体テーマの「オータム」に合わせ、テーブルコンセプトを「“豊穣”~HŌ-JŌ~」と定めました。実りの秋にふさわしいボルドーをアクセントカラーに採用し、ドラマティックな印象を演出しました。同時に、両ブランドがもつ上質さと品格を引き立てる相乗効果を重視し、器とリネンの調和を計算しました。

ー 素敵なコーディネート、そして解説をありがとうございます。準備から当日まで、どのようなご苦労がありましたでしょうか?

中西さん 私自身が遠方からの参加のため、事前に使用アイテムの実物を見ることができませんでした。リネンの質感や布目、地模様などは、画像で確認させていただき、コーディネートを膨らませていきました。不安もありましたが、eterbleさんの理念に共感し、信じて準備を進めることができました。当日、初めて実物に触れましたが、期待以上のクオリティーであることに安堵し、自信を持って設営に取り組むことができました。特に生地の心地よい感触は今でも指先に残っています。

ー 作成されたテーブルコーディネートについて、ゲストからどんな反応やご感想がありましたでしょうか。

中西さん 上品で洗練された印象的なコーディネートという評価を多くいただきました。特に、難しい組み合わせをきっちりまとめた点を高く評価されました。また、ランナーやナプキンを立体的に見せた工夫、3rdコレクションで登場した「カルム」にも注目が集まりました。

ー 最後に、eterbleの中で気に入ったアイテムを教えてください。またeterbleに対してお感じになられたことがあれば教えてください。

中西さん 使用した「エリザベット」が特に気に入りました。また、ぜひ一度使ってみたいアイテムとして「アズレージョ」があります。

eterbleさん単独のブースがお隣だったため、多くの方にご案内もできました。商品に共感いただきながら、価格については皆さんいろいろとご意見があったようです。お手頃な価格帯の商品もあると、エントリーしやすく、ファン層も広がるのではないかと期待しています。エプロンの人気も高かったので、モニター制度や多様な商品展開でブランドがさらに発展することを願っています。


<テーブルコーディネーター>

中西まゆみ|Mayumi Nakanishi
Camarade.(キャマラード)代表 食空間コーディネーター

大手企業で永年勤続の後退職し、札幌および東京銀座を拠点に活動。テーブルコーディネートや和文化を中心とした講師業、空間コーディネート、フード系広告やブライダル誌のスタイリストなど多岐にわたる分野で活躍中。メディア出演や専門系Webライターとしても注目される。「最上のおもてなし2」などの専門書籍への作品掲載や数々のコンテストでの受賞歴を誇る。

Instagram:https://www.instagram.com/camarade.mayu_table