【特集|Inside eterble】開発秘話 ~廃棄量20トンのテーブルクロスから、再生ポリエステル糸と生地を開発
※最初から読む (誕生秘話 ~テーブルクロスのレンタル会社が直面した危機)
◆こだわったのは「自社廃棄品を原料にすること」と「環境負荷をかけない製法」
廃棄が決まったテーブルクロスは、色別に工場へ届けられ、細かく裁断されます。色別に裁断することで、もともとの色を最大限活かした再生糸を作ることができます。
染料を使えば、思った通りのカラーリングの商品が出来たかもしれません。しかし私たちは、染料を追加する方法はとりませんでした。なぜならば、染色工程では大量の水を消費し、水質汚染にも影響を与えるからです。
私たちは、リサイクルの過程を一つ一つ丁寧に検討し、本当の意味でサステナブルな生地開発をするために知恵を出し合いました。その結果、「廃棄焼却にともなうエネルギーの削減」「温室効果ガスの排出量の削減」「染色による水の消費削減」を実現しました。
そうして完成した糸は、織機職人の高い技術力によって美しい仕上がりの生地に生まれ変わります。
さらにテーブルクロスの縫製職人に加え、難易度の高い縫製については、ウェディングドレスをつくるお針子さんたちに依頼。品質面においても徹底的にこだわりぬいた製品を完成させました。
◆純国産、アフターフォローも付帯する唯一無二のサステナブル・テーブルウェア
生産工程はすべて日本国内で行っています。何度も何度も職人と話し合い、「地球上にある資源を最後まで活かす」という命題を掲げて、最後まで捨てない選択を模索しました。
その結果、テーブルクロスの生産工程で発生する「余り生地」までも活用。コースター、ナフキン、ランチョンマット、エプロン、エコバックなどの新商品を開発し、新しい商品ラインナップに加えました。
また購入後も末永く商品を使っていただくために「テーブルクロスのアフターケアサービス」を提供しています。テーブルクロスは面積も大きく、洗濯も、乾燥も、アイロンがけも想像以上に手間がかかります。そこで、職人による無料クリーニング相談が気軽にできるサービス(※)を付帯しました。
※クリーニングは、日本国内のお客様に限り「いつでも無料(送料はお客様負担)」です。
eterbleは、私たちが抱える環境問題や社会課題に正面から真摯に取り組んだ結果、生まれたブランドです。次回は、eterbleというブランド名の由来やコンセプトに関するストーリーをお届けします。
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Topics:
dezeen award 2024 サステナブル部門 エントリー中
Contents:
eterble | sustainable tableware from Japan
https://www.youtube.com/watch?v=Av6SvmbpU6s&t=5s
eterbleのアフターケア・サービス
https://eterble.com/journal/182
Media interview:
結婚あした研究所 by Wedding Park
『文化をつなぐために、今すべきこと。サステナブルに特化したブランドを、ワールドサービスが立ち上げた理由』
https://blog.party-creation.com/20240501
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『自社廃棄を再生し、“テーブルクロスの循環“を実現。新ブランド「eterble」がリリース』
https://www.table-source.jp/interview/eterble-interview/