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【特集|Inside eterble】誕生秘話 ~テーブルクロスのレンタル会社が直面した危機

◆レンタルなのにエコじゃない?テーブルクロスの廃棄量が年間20トンに

気候変動や環境破壊など、私たちは様々な社会課題に直面しています。
国や団体レベルでの目標設定もさることながら、産業界も社会の一員としての対策が求められ、日本の多くの企業でも「ESG経営」や「SDGsのコミットメント」が表明・実践されるようになりました。

eterbleを運営するワールドサービスは、創業以来、ホテルや結婚式場で利用されるテーブルクロスのレンタル事業を手掛けてきました。レンタルは「必要な時に借りる」というのが基本。一見、効率的かつ経済合理的と考える方も多いでしょう。たしかに、借り手にとっては、クリーニングやメンテナンスが行き届き、安定したクオリティの商品が調達できるメリットがあります。しかし、貸し手である私たちが背負うべき課題がそこにはありました。やむを得ず廃棄しなければならない商品の存在です。

人生の一大イベントである結婚式や特別なパーティーで使用されるテーブルクロス類は、小さな傷や汚れが付いたものを使用するわけにはいかず、レンタル商品としての役目を終えて、やむを得ず廃棄処分される運命を辿っていました。そして、その量は年間20トンにもなっていたのです。

“「永遠を誓う瞬間」である結婚式や宴会・パーティーで使われるテーブルクロスが、地球や社会の未来を傷つけるものであってはならない。”

そのような思いから、経営陣・社員一丸となって持続可能な社会についての学びを深め、SDGsの達成に向けた意識改革や商品企画を強化。1年の研究開発期間を経て、廃棄製品を原料にした「再生ポリエステル糸」を開発し「再生テーブルクロス」が誕生しました。

→次の記事を読む(開発秘話 ~廃棄量20トンのテーブルクロスから、再生ポリエステル糸と生地を開発)


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Topics:
dezeen award 2024 サステナブル部門 エントリー中

Contents:

eterble | sustainable tableware from Japan
https://www.youtube.com/watch?v=Av6SvmbpU6s&t=5s

eterbleのアフターケア・サービス
https://eterble.com/journal/182

Media interview:
結婚あした研究所 by Wedding Park
『文化をつなぐために、今すべきこと。サステナブルに特化したブランドを、ワールドサービスが立ち上げた理由』
https://blog.party-creation.com/20240501

table source
『自社廃棄を再生し、“テーブルクロスの循環“を実現。新ブランド「eterble」がリリース』
https://www.table-source.jp/interview/eterble-interview/