古いものと新しいものをバランス良く。食空間プロデューサー伊藤裕美子さんに聞く、シックな和モダンコーディネート。
だれにでもできる、豊かなテーブル空間づくり、考え方、テクニックを、様々な視点を持った空間づくりのプロたちにお伺いしました。今回ご登場いただくのは、「古き良き和のモノ、和のコトを現代らしく楽しむ」をテーマに活動されている食空間プロデューサーの伊藤裕美子さん。eterbleポップアップイベントで制作いただいたティータイムをテーマにした和モダンコーディネートについて解説いただきました。
ー今回伊藤さんには、2024年5月に日本橋三越本店で開催したeterbleの特別展示企画、「シックなティータイム〜新茶を楽しむ和モダンコーディネート〜」を担当していただきました。今回の展示でこだわったポイントはどんなところでしょうか??ー
伊藤さん テーブルクロスやランナーでカラフルに色をプラスした、新しいイメージの和のテーブルを提案させていただきました。
「シック=上品で粋」というコンセプトで設えましたが、私の考える「粋」とは、古いものと新しいものがバランスよく調和している状態のこと。
今回のテーブルコーディネートも、伝統的で上質な和食器をベースにしながら、あえてモダンな金属製のアイテムや洋のテーブルリネンを合わせることで、新茶という日本に古くからある季節のものを現代らしく楽しんでほしいという気持ちを込めています。
ー実際にeterbleのクロスでコーディネートをしてみて、いかがでしたか??ー
伊藤さん テーブルコーディネーターとしてたくさんのテーブルリネンを見てきましたが、eterbleの商品は絶妙な色合いが大変美しく、主張が強すぎないためとても使いやすいです。
今回のメインは『リズ』のテーブルクロスを使用させていただきましたが、落ち着いたトーンのテーブル全体が上品で落ち着きのあるコーディネートに仕上がりました。
洋のイメージが強いクロスやランナーも、使い方によっては和食器との相性も良いというのが皆様に伝われば嬉しいです。
ー伊藤さんにとってeterbleの魅力はどんな所にあると思いましたか?ー
伊藤さん 最初は単純に、色やデザインが素敵なところに注目していましたが、サステナブルテーブルウェアブランドとしてのポリシーやその開発ストーリーを知るにつれて、ファンになりました。テーブルコーディネーターとして、サステナブルに対する興味関心はあり、できる限り環境に配慮したものを選んでいきたいという気持ちはあるものの、デザインまで気に入るものは意外と少ないのが現状です。
eterbleはその「想い」と「ビジュアル」の両方を叶えるブランドであるというところがとても魅力的だと思います。
ーeterbleで気に入ったアイテムはありましたか?「自分で使いたいアイテム」または「贈り物として活用したいアイテム」がありましたら、その理由と共に教えてください。ー
伊藤さん 私が贈り物に選ぶなら、テーブルコーディネートに馴染みのない方にはリバーシブルの『メモリアランチョンマット』を、おもてなしがお好きな方へは『シントラ』をおすすめします。どちらも日常で使ってもらえますし、何枚あっても困らないタイプのテーブルリネンで、贈る側も贈られる側も、ハードル低く喜べる品だと思います。
伊藤さん プライベートでは、持ち運びに便利な『エターブルパッチワークマルチクロス』を、バーベキューやピクニックなどのアウトドアシーンに愛用させていただいています。カラフルな布が1枚あるだけで、一気に特別感が出てテンションが上がるので大のお気に入り!
伊藤さん 最近では、シルエットと色合いがとても素敵な『エターブルソムリエエプロン』に一目ぼれしました。職業柄エプロンは必須なので、大切に長く使えるアイテムとして注目しています。
プロフィール
伊藤裕美子
東京・銀座を拠点とした⾷空間演出専⾨の⾷空間プロジェクト㈱
FSPJ認定講師・コーディネーター
食空間プロデューサーとして「古き良き和のモノ、和のコトを現代らしく楽しむ」をテーマに、企業依頼のテーブルコーディネートやディスプレイ、イベントプロデュースに従事。
FSPJテーブルコーディネートスクール銀座本校では、テーブルコーディネート講師としても活躍中。