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穏やかなカラーで感謝の気持ちを表現。食空間プロデューサー白川えり子さんに聞く、母の日のテーブルコーディネート。

だれにでもできる、豊かなテーブル空間づくり、考え方、テクニックを、様々な視点を持った空間づくりのプロたちにお伺いしました。今回ご登場いただくのは、個人宅から商業施設・クリニックなど、さまざまな場所の空間演出を手掛けている食空間プロデューサーの白川えり子さん。eterbleポップアップイベントで制作いただいた母の日をテーマにしたテーブルコーディネートについて解説いただきました。

ー今回白川さんには、2024年5月に日本橋三越本店で開催したeterbleの特別展示企画、「上質なランチョンマットで素敵ライフ〜感謝を込めた母の日コーディネート〜」を担当していただきました。今回の展示でこだわったポイントはどんなところでしょうか??ー

白川さん 今回の展示では、「ランチョンマット」と「風呂敷サイズのテーブルクロス」にフォーカスしました。

まずは、ランチョンマット・・・

「母の日」には、ご主人様やお子様達が、日頃の感謝をこめてお料理を作ったり、お花を飾り、母の日の記念日を楽しむご家庭も少なくないと思います。

そのようなイベントに大活躍のランチョンマットの使い方を、3つのバリエーションでお見せしました。

一つ目ですが、eterbleのランチョンマットは、和食・洋食、また、TEAのどのシーンでもマッチします。「和」については、左右同じ食器を選び、リバーシブルの両面をあえて使いました。穏やかなカラーリングのランチョンマットは、2色をランダムに並べる使い方も食器とよくあいました。

二つ目は、テーブルセンターとして。一枚敷きでも、置く物を引き立てますが、日本の重ねのような複数使いも楽しく上級者です。

そして三つ目は、テーブル小物としての使い方として、パンを入れる籠に合わせました。敷くことで衛生面に配慮するという機能性以外におしゃれな演出となります。

memoria Luncheon mat/メモリア ランチョンマットを使用したコーディネート

白川さん 次に「風呂敷サイズのテーブルクロス Sintra/シントラ」です。

ポルトガルの街のタイル装飾からインスパイアされた幾何学模様が織られており、見る角度によって、また、照明の具合で繊細な色柄が浮かび上がり美しく、ぜひ広げて、トップクロスとしてご覧頂きたいと思いました。三越先行販売ある「プラム」は「母の日ギフト」にまさにぴったりで、可愛らしいギフトボックスと一緒にスタイリングしました。

また今注目の風呂敷ラッピング「花包み」「変わりリボン結び」をしました。「花包み」の方は重箱を包んでおりますが、ポットラックにお持ちになるとひときわセンス良く、座が盛り上がるアイテムになります。

テーブル全体のテーマカラーは今年のPANTONEトレンドカラーである「ピーチファズ」を選びました。母の日のテーブル、また、展示をご覧頂く方々に、軽やかな色合いの花々で優しく微笑んで頂きたいという願いを込めております。

Sintra/シントラを使ったラッピング

ー実際にeterbleのクロスでコーディネートをしてみて、いかがでしたか??ー

白川さん リネン選びに迷いましたが、テーマカラーは穏やかなカラーのものに絞りました。

どれを組み合わせても美しく、様々な色・素材の食器やグラスにも相性がよく、楽しくコーディネートをさせて頂きました。上質な素材は、作家物の器類や漆器にも良く合い、テーブルが更にランクアップするように思えます。


ー白川さんにとってeterbleの魅力はどんな所にあると思いましたか?ー

白川さん eterble様に最初に出逢ったのは、「インテリアライフスタイル2023」に出展された時ですが、ひときわおしゃれなブースに思わず足がとまりました。

さりげなくスタイリッシュなデザインやトレンドをおさえたニュアンスカラーのリネン類に目を惹かれました。また、糸が飾られていて、聞けば、テーブルクロスをアップサイクルしたものが原糸となっているということに驚き心が動きました。

ファッション・インテリアの世界でも今サステナブルが大きなテーマとなっていますが、eterble様はテーブルクロスの製造過程から縫製・ラッピングに至るまで環境に配慮した企画開発をされていらっしゃるのはすばらしいと共感を覚えます。

使う側としても、地球貢献できるものをなるべく選びたいと思っています。

その他、イギリス発の建築・デザインマガジン「Dezeen」主催のアワード、サスティナビリティ部門でノミネートされていると伺いました。すばらしいです。

そして、リサイクル糸とは思えないほど、自然素材感のある風合いが手触りよく、しなやかで、毎日身の回りに置く物としてとても気持ちのよいものだと思います。日常が自分の感性に合う素敵なものに囲まれていることはうれしいことです。豊富なカラーリングも、深みのある色やグレイッシュトーンのさりげない色など、さまざまなスタイルに合い、器を引き立たせるものが探せるところも魅力です。

eterbleで気に入ったアイテムはありましたか?「自分で使いたいアイテム」または「贈り物として活用したいアイテム」がありましたら、その理由と共に教えてください。

白川さん リバーシブルの「memoria Luncheon mat/メモリア」は、和・洋・中、朝・昼・晩、それぞれの食事のシーンに活躍しそうです。ご結婚お祝いやご夫婦には、「サンドセージ」「グレイッシュサンド」をあえて色違いでお贈りしたいです。穏やかな色合いでどの組合せも合うので、テーブルが華やかになります。

memoria Luncheon mat/メモリア ランチョンマット_1枚 ¥5,500 (tax.incl)

白川さん リトアニアの花の色からインスピレーションされたという「flor lithuania linen Luncheon mat」も上質で使うほどに風合いが増していきそうでぜひ使ってみたいです。

今回の展示以外では、「eterble life Sommelier apron/エターブルライフ ソムリエエプロン」には一目惚れでした。ハンサムでエレガント。動きやすさや女性の体型を考えてデザインされているのはさすがです。仕事にも、また、友人を招いたホームパーティでも大活躍しそうです。

eterble life Sommelier apron/エターブルライフ ソムリエエプロン_1枚¥13,200(tax.incl)

プロフィール


白川えり子
東京・銀座を拠点とした⾷空間演出専⾨の⾷空間プロジェクト㈱
FSPJ認定講師・コーディネーター

FSPJテーブルコーディネートスクール講師の他、インテリアデコレーターとして長年に渡り個人邸・モデルハウス・商業施設等の空間演出を手掛けている。