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HALUさん「『食』からはじまる、ウェルネスでサステナブルな暮らし。」

日々の生活を豊かに、そしてサステナブルな取り組みに自然と参加できるヒントを、さまざまなプロフェッショナルにお伺いしていくINTERVIEWシリーズ。今回は、「食」を通してサステナブルでクリエイティブなライフスタイルを発信されているHALUさんに、畑しごとから感じる命の大切さや、人生を豊かにする食卓についてなどをお伺いしてきました。

ー葉山での暮らし、畑しごとについてー

HALUさん 葉山が地元なんですが、4~5年ほど前に葉山を盛り上げるYouTubeをやっていた時期があり、いろいろな「葉山らしい暮らし」をしている人をインタビューしていたんです。

その時ににお伺いした一人が、葉山牛を作ってらっしゃる方で、なおかつ農業もやられていたんです。久々に連絡が来て、「畑余ってるけどやらない?」と言ってくださったのがきっかけです。大きい土地だったので、自分が運営してるコミュニティ”eticoya”のみんなでやろうという話になりました。本当に気が良い場所で、行くだけでも元気がもらえます。


ートライアンドエラーを繰り返し、成長させていくー

HALUさん 最初は土を改良するところからやりました。今年の6月に3年目に入るんですが、まだまだ試行錯誤しています。土の状態でアドバイスも変わってくるみたいで、コーチ的に教えてくれる農家さんからも「トライアンドエラーで学んでけ!」みたいに言われています(笑)。

私たちがやってるのは基本的には自然栽培なのですが、肥料も農薬も一切使わず、自然の摂理に沿って育てていくというものです。収穫量は見込みづらいですが、それもいずれ土が良くなっていくと回復されていくので、今は挑戦中の期間ですね。

雑草も、邪魔をしない雑草であれば自然栽培の場合抜かなかったりします。自然の流れに沿って作った野菜の方が、エネルギーが強い気がします。

ー自然の摂理に沿うことが、人生を豊かにするー

HALUさん 畑をはじめて「命をいただいている」という感覚が普段の食生活でも感じられて、感謝の気持ちも感受性も高まりました。お肉やお魚同様に、野菜ももちろん生き物なんだと感じます。収穫も取りすぎないようにして、そこでまた増えていくような量を収穫するようになりました。

これまで雑草って嫌なものでしたが、それすら愛おしくなっていくんです。
それぐらい命が芽吹くことをダイレクトに感じるようになりました。食材一つ一つのエネルギーも高いので、味噌や醤油などの本物の発酵した調味料をベースに、本当にシンプルに調理する食べ方に最近はしています。

素のエネルギーを生かして「育っている姿を見たもの」を食べるというのが私の中では豊かな食卓だと思います。

そのサイクルを目で見るというのが大事だと思うので、例えば家庭菜園でハーブやミント、薬味を育ててみると良いと思います。今だとお家で育てられるキットはたくさん売っているので、少しでもそのサイクルを見ることを日常に取り入れることは、みんなやるべきじゃないかなと思います。

ー特別感を演出するために:テーブルクロスを使うとき ー

HALUさん テーブルクロスは、主に来客があるときなどに使います。あとはなにかの記念日だったり、お祝い事、ちょっと演出したいときに使ったりします。

ただ、食事をこぼしてシミなどにしてしまうのを本当にもったいなく思ってしまい、使うのを躊躇することもあります。本来であれば持っているものはしっかりと使ってあげる方が良いのはわかっているのですが、もったいなさが先行してためらってしまうこともあります。 eterbleには*クリーニングサービスがあると知ったので、それをうまく使ってもっと使おうと思います!

HALUさん テーブルクロスは持っているんですが、合わせるテーブルランナーの持ち合わせがあまりなくて。ランナーってサイズ感や長さを合わせるのが難しいので、テーブルクロスとランナーが一体型になったこのAzulejoのクロスはすごく良いなと思いました。色合いも好みで、インテリアに馴染みやすいのも良いですね。

この日のティーは、HALUさんが自身の畑で摘んだよもぎを使ったハーブティー。新鮮なよもぎだからこそできる、おいしくて贅沢ないただき方。

※eterbleのアフターケアサービス:
eterbleでは、テーブルリネンを長く大切に使い続けたい方へ向けて、アフターケア・サービスを提供しています。一流ホテルのプロから愛用される確かなクオリティの熟練された職人が、クリーニング・補修を手作業で丁寧に仕上げてくれます。詳細はこちらをご覧ください。

 ー飽きないもの、心のときめきが大事ー

HALUさん インテリアや雑貨は、20代前半の時は「素敵だな」と思ったら衝動的にすぐ購入していましたが、最近は考え方が変わりました。特に器など、ずっと買い続けられるものではないので、「欲しいな」って思ってから1ヶ月後も「欲しい!」と思うものを買うようにしています。新しいものを買う際は、フリマなどで一度手放してある程度スペースを確保してから買うようにしています。収集癖があり(笑)、永遠に増えていってしまうので気を付けるようにしています。

買う時も、「サステナブルだからからこれにしよう」って、ちょっとずれてる気がするので、心のときめきも大切にしたいですね。それがないのに買っても飽きちゃうので、その先に「サステナブル」があることが理想的だと思います。

ーロースイーツブランド”mari”についてー

HALUさん 高校生の時、無理なダイエットをして体を壊してしまったんです。そこから「食」の知識をちゃんとつけるようになりました。

自分が間違ったことをしてしまったから、今度は逆に自分の得意なことで同世代の子に、なにか伝えられないかなと思い立ったんです。当時はスイーツ作りを得意として、スイーツを通して食育みたいなことをできたらいいな思ったのが最初のきっかけです。

じっくり丁寧に低温乾燥させて作られるmariのクッキー。罪悪感なく食べられる、やさしい味わいに。

mariでは和の要素も入れています。ロースイーツはどうしても、ナッツやドライフルーツなど海外の原料に頼りがちになる傾向があるので、よもぎや白ゴマのような日本のスーパーフードをもっと使って行きたいなと思い、国産の良いものをうまく混ぜ込むようになりました。焼かずにじっくり16時間くらい乾燥させて作ったクッキーは、罪悪感なく食べられるものになっています。

ー今後の展望、海外へも活動を広げたいー

HALUさん 畑の野菜はいずれはしっかり販売できるくらいまで持って行きたいですね。自分の食料もそこでほぼ自給できるようになり、さらに畑の隣に”farm to table(ファームトゥテーブル)”のレストランができたら良いなと思っています。ただ、飲食業界の大変さも知っているので、レストランはある意味”趣味的”にやっていきたいですね。

あとは海外に向けても活動を広げていきたいです。移住まではいかずとも、日本の良いものを発信しながら行ったり来たりするような生き方はしたいですね。2年後くらい、まだギリギリワーキングホリデービザを取れる時に一回どこかに行こうかなとは思っています!

プロフィール:

HALU
植物ベースのスイーツやロースイーツのレシピ開発を中心に、講師活動や動画配信、食の寺子屋コミュニティeticoyaの運営、「食」を起点としたライフスタイルにおけるプロデュース業、ライフデザイナー、クリエイターとして幅広く活動する。2021年よりロースイーツブランドmariを立ち上げる。「暦を感じるウェルネスでサステナブルな暮らし」をテーマに、サステナブルでクリエイティブな暮らしをSNSを通して発信している。

Instagram :
HALU | @haluchn
mari   | @mari_wa_jp