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eterbleの環境に配慮したテーブルウェアづくり

#Fabric

eterbleは本格的なサステナブル・ライフの実現に向けて、デザイン性だけでなく地球への本気の想いをのせたテーブルウェアづくりに取り組んでいます。こだわり抜いた生地は、その素材から製造工程において、全てが環境に配慮されたものを選んでいます。

とはいえ「環境に配慮した」といっても、その角度はさまざま。実は手探りの状態からeterbleの企画開発は始まりました。これまでのテーブルクロスの製造行程を見直したり、生地選びの考え方や縫製、ラッピング、さらにはSDGs(持続可能な開発目標)における17の目標項目に対し、eterbleはどう社会に貢献できるかを多方面の目線から考えはじめました。

生地選びへのこだわり

eterbleで使われる厳選されたサステナブル・コットン、ホテルや結婚式場やパーティ会場で使用できなくなったレンタルクロスを原料にリサイクルして作られたeterble独自開発のオリジナルリサイクル生地「eterble fabric」は、わたしたちの地球環境にとってやさしいものになりました。

1.オリジナルリサイクル生地 「eterble fabric」

オリジナルリサイクル生地「eterble fabric」は、傷やシミが原因で、一流ホテルや結婚式場、パーティ会場での貸し出しができなくなってしまったものを原料として再生されたポリエステル生地です。数々の格式あるホテルに向けてテーブルクロスのレンタルを行なってきた、パーティーレンタル事業最大手である「ワールドサービス」の自社廃棄を原料としています。

レンタルで使用できなくなったテーブルクロスは色ごとに分類し裁断。その後、反毛されて、色ごとにリサイクル糸として生まれ変わり、高度な紡績、織り、縫製技術を経て、新しいテーブルウェア製品になります。テーブルクロスの縫製は、テーブルクロス職人に加え、難易度の高い縫製についてはウェディングドレスをつくるお針子さんたちに依頼。品質面においても徹底的にこだわりぬいた製品を目指しました。

また、これまでテーブルクロスを生産するうえで発生する裁断くずは、廃棄し燃やすなど、生産の現場は決して地球環境に優しいとは言えない状況でしたが、職人さんたちと何度も話し合いを重ね、これらの余り生地に関しても再利用をするようにしました。オリジナルリサイクル生地「eterble fabric」は、裁断くずであっても良質であることに変わりありません。これからは生産工程でも余り生地を捨てずに、コースターやナフキン、ランチョンマット、エコバックなどの製品に生まれ変わらせていきます。

eterble fabricの製造工程では、これまで焼却処分されていたレンタルで使用できなくなったテーブルクロスを回収して原料とすることから、石油の使用削減と温室効果ガスの排出削減を叶えると同時に、色ごとに分けて裁断・紡績をすることから追加の染色が不要となり、結果として水の使用削減や水質汚染を防ぐことにもつながっています。そして今後も、新たに資源を消費しない作り方目指していきます。

2.サステナブルコットン生地

私たちの生活に欠かせない綿(コットン)。世界で消費される綿花のそのほとんどはアジアを中心とする途上国の零細農家によって栽培されています。その中で、農薬や化学肥料の過度といった不適切な使用による環境汚染や、そこで働く人々の健康被害、さらには児童労働や強制労働といった社会問題も顕在化しています。

eterbleが選ぶ綿の生地は、生産工程において有害物質不使用の宣言がされているもの、有害な可能性が高い危険地区で生産されていない、並びに不当な児童労働(健康、安全、道徳面含む)がない生地を選定しています。

eterbleは本当に必要なモノだけをつくり、可能な限り在庫を持たず廃棄もしない。
無駄の少ない製造方法で、食卓を彩る文化を発案、醸成していきたい考えを持ち続けていきます。