イベントレポート|心に「よはく」を届ける一日。和文化を気軽に楽しむイベント「よはく」を開催しました(前編)

忙しい毎日のなかで、ほんの少し立ち止まり、自分の心に「よはく」をつくる時間。
eterbleは2026年6月、自由が丘・立源寺にて、和文化を気軽に楽しむイベント「よはく」を開催しました。
会場では、和のテーブルコーディネート、茶道、お香、墨アート、かな文字、食育など6つのワークショップをはじめ、eterbleの特別展示や日本酒の試飲などを実施。和文化の魅力に触れながら、思い思いの時間を過ごしていただきました。
当日はあいにくの雨となりましたが、雨音が心地よく響くお寺の空間で、参加者の皆さまそれぞれが「よはく」を感じる一日となりました。
レポート前編では、イベント開催の背景や「よはく」に込めた想い、そして伊藤裕美子さん(和の食空間プロデューサー)にご協力いただいた特別展示についてご紹介します。
「和」と「よはく」がテーマの体験型イベント
サステナブルテーブルウェアブランド「eterble」は、日常の食卓から特別なひとときまで、環境への配慮と美しさを両立したテーブルコーディネートを提案しています。
今回のイベントは、「和」と「よはく」をテーマに、お寺という静寂に包まれた特別な空間で、和の美しさと心の豊かさに触れるひとときを企画しました。
テーブルウェアやテーブルコーディネートをもっと身近に、もっと自由に、感じていただける機会をつくりたい、そして和文化を気軽に楽しめる場を届けたいと考えたことが始まりです。
そして、イベントを企画するうえで最もこだわったのは、「場所」でした。
今回ご縁があり会場となった自由が丘・立源寺( https://www.ryugenji.jp )は、「お寺は誰にでも開かれた場所でありたい、気軽に立ち寄れる場所でありたい」という想いを大切にされています。
その想いが、「居るだけで和を感じられ、身近にあるけれどどこか特別な場所で和文化を楽しんでいただきたい」という私たちの考えと重なり、この場所での開催が実現しました。
実際に立源寺を訪れた際、この空間で参加者の皆さまが和文化を楽しむ様子が自然と思い浮かび、そのイメージを大切にしながらイベントづくりを進めました。

よはくが生まれるからこそ、楽しむことや気配りができる
イベントタイトルにもなった「よはく」には、忙しい毎日のなかで忘れがちな心の「よはく」を感じていただきたいという想いを込めています。
興味のあることを楽しんだり、何気ないことに気を配ったり、新しいことに挑戦したりするためには、心のゆとりが欠かせません。日常から少し離れたお寺という空間だからこそ、そうした時間を過ごしていただけるのではないかと考えました。
eterbleが大切にする「環境への配慮」にも想いを馳せていただくきっかけを作れたら…と考え、eterbleのブランドストーリーや商品も特別展示としてご紹介しました。
また、永井酒造株式会社様には、「MIZUBASHO Artist Series」のスパークリング日本酒( https://mizubasho-artist.jp )をご協賛いただきました。伝統的な日本酒を、現代のライフスタイルに合わせてカジュアルに楽しんでほしいということを体現されたお酒であり、購入すると環境保全の一助につながる取り組みも行われていらっしゃることから、「環境への配慮」を掲げるeterbleとの共通点もあります。
多くの方とのご縁や想いが重なり、一つのイベントとして形にすることができたことを、改めて感謝いたします。

雨の日だから生まれた、心地よい時間
当日は雨予報となり、お天気が心配されましたが、その雨模様も相まって、会場には凛とした空気が流れ、幻想的で落ち着いた雰囲気となりました。
会場では、障子をモチーフにした壁面デザインを引き立てるため、白いテーブルクロスで全体を統一。シンプルな設えのなかで、和の世界観を感じていただける空間づくりを心がけました。
今回は、和文化やテーブルコーディネートに初めて触れる方も多く、お子さま連れで参加されるご家族の姿も印象的でした。
参加者の皆さまからは、「雨の中で来るか迷ったけれど、本当に来てよかったです。」という嬉しいお声もいただきました。
また、一つのワークショップを目的に来場された方が、会場を巡るなかで「ほかのワークショップも楽しそう」「こんなにいろいろ体験できるイベントだと思わなかった」と興味を広げてくださる様子も多く見られました。
特に「余白を楽しむ薄茶体験レッスン」は、小学生から60代まで幅広い年代の方にご参加いただき、「茶道は難しいと思っていたけれど、もっと体験してみたい」という感想も寄せられました。
和文化は難しいものではなく、日常のなかで気軽に楽しめるもの。そのきっかけとなる一日になっていれば嬉しく思います。

伊藤裕美子さん監修「eterble特別展示」
今回のイベントでは、和の食空間プロデューサー・伊藤裕美子さんにご協力いただき、eterbleの特別展示を行いました。
伊藤さんには、これまでもeterbleのワークショップ講師としてご登壇いただいているほか、ご自身のイベント等でeterbleの商品をご活用いただいています。また、昨年はコラボレーション商品「余白の美学シリーズ」のデザイン監修も担当いただきました。
伊藤さんは、eterbleについて「サステナビリティを軸にしたものづくりへのこだわりと、デザイン性が両立していること」に魅力を感じてくださっていると話します。
イベントを終えて、伊藤さんからメッセージを頂戴しました。
<eterbleとの取り組みについて>
以前よりいちファンとしてeterble商品を使用させていただいておりますが、何より私が素晴らしいと思っているのは、サステナビリティを軸にした商品開発に徹底的にこだわり、絶対にぶれないそのポリシーと、商品のデザイン性が両立しているところです。
サステナブルに対する興味関心はあり、できる限り環境に配慮したものを選んでいきたいという気持ちは多くの方が持っていると思いますが、実質デザインまで気に入るものは意外と少ないのが現状です。
今回のデザイン監修のお話をいただいた際も、eterbleの良さは毀損せず、かつ私だから提案できるデザインにしたいと思い、頭を悩ませました。
そんな中で、「古き良きをモノを 現代らしく楽しむ」という私の活動コンセプトともマッチする「障子」から着想を得たパッチワークデザインのクロスやランナー(コラボレーション商品「余白の美学シリーズ」)は、とても素敵に仕上がったと思います。様々な織りの生地を組み合わせ、白をベースにしたシンプルな色構成にしたところも、とても気に入っています。
伊藤さんデザイン監修
eterble patchwork Tablecloth/エターブルパッチワーク テーブルクロス
<「よはく」イベント・特別展示について>
会場を最初に見たときに一番に浮かんだのが、会場奥に鎮座する大きな日蓮上人像の前でテーブルコーディネートの展示をするというビジュアルでした。
一見全く無関係のような両者ですが、それを「よはく」というコンセプトと、「よはく」を体現したマルチクロスで繋ぐことで、新しい和の表現が提示できたのではないかと思います。
実は「よはく」という言葉には、「余白」の意味とは別にもうひとつ「よろずの白」という意味での「万白(よはく)」を裏テーマに掲げていました。それをもとに、白ベースのテーブルクロスに白の磁器など、様々な「白」を取り入れたコーディネートを意識して設えたのが今回の展示です。
直接ご覧になった方はもちろんですが、見たことのないインパクトのあるビジュアルに、SNSでの反響も大きかったです。
伊藤さん、ものづくりのコラボレーションから、イベント企画・運営まで、eterbleの活動にご賛同・ご協力くださり、ありがとうございました。
後編では…
後編では、「よはく」を彩った6つのワークショップをご紹介します。講師の皆さまからいただいたコメントとともに、それぞれの体験内容や当日の様子をお届けします。